さてさて、大変大変お待たせ致しました!!
お馴染み日記シリーズでございます。
今回は10・11月公演『新版〜仁侠春雨傘』!!!
2年振りの大阪遠征や1年振りの歌と踊りのグランドショーもあって
大盛り上がりの稽古場・劇場のマル秘話(暴露話とも言う)を
どうぞ(ちょんちょんちょんちょん)
お楽しみぃ〜(いよぉ!)
下さいっ!!(ちょん!)
★ 求む!満員御礼!!
劇団での電話予約が始まりました!
稽古中に鳴り響く電話の音。
毎度ありがとうございます。
20時30分も過ぎた頃、小野さんが叫びました。
小野「せいじー(西村)!26件越えたぁ〜?」
誠治「へっ!?」
その日、電話番の西村にみんなの視線が集中する。高まる緊張!
いつものクールで甘えた口調(?)で誠治が答えた。
誠治「あぁ、とっくに越してますよ」
一同「おおぉぉ」
なんで、26件なんて数字にこだわるのか?次のコメントをどおぞ。
小野「ほーらね!やっぱりフェスティバルとは違うんだよ〜(得意のタバコふかしポーズ)
26件越してなかったら、またギョーザ作るところだった(笑)」
そう、26とは忌まわしき思ひ出。すごろくフェスティバルの申し込み人数なのである。
申し込み人数少の為中止においやられ、「秘密のえぷろんぱーてぃー」(とっても楽しかったもーん)
にイベント変更になったのは記憶に新しい。
知らず知らずのうちにこの26という数字がトラウマになっていたのであろうか?
とにかくホッとした一同。
余裕のコメントを披露した小野氏も内心ドキドキだったに違いない(笑)
そして、、、、
この日の申し込みが28件止まりだという事をまだ誰も知らない、、、、、。
満席迄あと1572枚、、、、。
★ そんな女性はいません。
チケット発売開始より数週間。
劇団ホームページの掲示板にチケットGETを報告する声がちらほらでてきました。
そんな中に一つ気になるものがありました。
『◯日に電話で応対してくださった方が、とても優しい女性の方でよかったです。』
なんの事もないメッセージであるが、劇団内では大騒ぎ。
「だれよ?だれ?」「やさしいだってさ〜」「え〜調べよー!!」
そして、電話の受付表をチェック。
?????女の人?????いないよ。
そこにはちょっとまるみのある文字で
【のぼる】
とサインがしてあった、、、。
★ リアルな効果音
大八(長谷部)が仁吉(松本)をひねりあげるシーン。
なかなか、きれいにいきません。
瀬良氏が自ら型をみせます。
瀬「いいか、こうだろ。そんでこうだ!」
と瀬良氏が腰を落とした瞬間、、、
『ポキッ!ポキキッ!!!』
乾いたいやーな音が稽古場に鳴り響いた!!!
折れたっ!?
しかし、稽古場は大爆笑の渦。
????
そう、鳴ったのは松本氏の腕ではなく、瀬良氏の膝であった、、、、、。
瀬良氏はそのドスのきいた声で一言。
瀬「これぐらいリアルにな。」
★ 火曜日18時〜19時はすごろく電波ジャック!(大袈裟)
某TV東京系のあるアニメにはすごろくのあの方がレギュラー出演しています。
ある日の稽古場。
今夜は稽古はお休みですが、いろいろと作業がある為若手が劇団に来ていました。
その日はバックミュージックの変わりにTVがついていました。
18時。あるアニメ番組が始まった。
「あっこれ、小野さんがレギュラーだって言ってた。」
「えっ、どれどれ」「へー」
テレビの前に群がる一同。
そこには、『ダイガード』なるアニメ番組が始まっていた。
「この前小野さんがすっごく分厚い台本みたいのを持ってて、なんの台本ですか?って問いたら【これは
設定資料。これを読んでから台本を読んで下さいって言われた。重〜い!】だって(笑)」
そして、あーだこーだと番組を見ていると。
がちゃん。「おはよーございまーす」のんびりとした雰囲気で小野さんが現れたのだ。
そして、なにやらTV前に集まっている一同にきづき目線がTVへと移っていく、、、。
がくがくがく〜。膝から崩れ落ちていく小野さん(笑)そして力が入らない声で、
小「なぁにみてんだよおぉぉぉぉ〜。」
爆笑の渦につつまれる一同。
「だって、小野さんが出てるっていうからねえ。」「みんなで見てたんですよ」
《まだ、崩れたまま》小「みなくていいよ〜(苦笑)」
今度は小野さんを加えてあーだこーだ番組をみていると、いつのまにやら別の番組に。
小「あっこれ、松(松本)がレギュラーだよ」
始まったのは『ジバクくん』なる怪し気なキャラクター続出(笑)のアニメ番組。
そのオープニングを見ていると、奇怪な生き物が次から次へ。
その一匹(?)一匹がでてくる度に、
「えっ?これ松本さん?(笑)」「え〜これじゃないの〜(爆笑)」
人間が出てきた時は、
「これは違うよね(笑)」「うんうん(笑)」
{涙をさそう光景である、、、。(笑)}
結論として、
「きっと松本さんだから主人公だよ。」「じゃあ、ジバクくんだね。」となった。
※1、その後ジバクくんも怪し気な生き物である事が判明した、、、(涙)
※2、ちなみにその日の松本さんはジバクくんのイベントで一生懸命《芝居の宣伝》をしていたのだ(涙涙)
【名誉のために⇒松本さんの役は作品NO,1の2枚目キャラでした】
★ めざせ焼肉!!
今回は久々のグランドショーがあります。
毎回、演目とキャスティングには頭を悩ませています。
というのも、はやりの曲はグランドショー向きでないものが非常に多いのです。
(流行っており、できる限り多くの年齢層をカバーしつつ、明るく、テンポのよい曲が基本)
例えば今回のスマップの曲(Fly)はローテンポの上、かっこよさ(特にダメ)が強調されており全体のラスト
を飾るにはちょっと苦しいと判断され不可となりました。
そして、一番の問題はダンスが難しいもの(速いもの)はダメという事です(笑)
《新境地という事ですごろくDA PAMPな〜んて意見もでましたが、人にはできる事とできない事がある!!(笑)》
振り付けには大原晶子先生を迎えています。
『口だけダンサー』集団(笑)のすごろくメンバーにいつも苦戦しております。(本当にありがとうございます)
ここで、思わぬ大ピンチが生じたのです!!!
9・10月の大原先生のスケジュールがびっしり埋まっていたのだ!!
劇団に来れる回数がわずかに3回!!それも、時間制限あり。
総計12〜3時間ですべての振りをマスターしなければならない?!
1曲1曲にそんなに時間が割けない?!
これは大変!との事で対策を練る。
まず、ビデオ撮影班を組織。これで、反復練習ができる。
次に、代役の設定。先生来訪にスケジュールがあわない人のダンスを覚えるのだ。
新人の西村誠治と前田ゆきえが代役として抜擢された。
2人とも運動神経とリズム感が良く、特に前田はエアロビのインストラクターもやった事がある(本人談)らしく
簡単なステップなら直ぐにマスターしていた。
ダンス部門総責任者(ミ何かかっこいいな)の本井嬢には心強いスタッフである。
これに目をつけたのがねーさんこと百武嬢。
ねーさんは誠治に“ある契約”をもちかけた。それは、
>ねーさんのパート(学園天国+マハラジャ)を全部覚えて指南する事。
本番でうまくいったら報酬に焼肉をおごる。
というモノであった。
ねーさんは振り付けを覚える自信がなく、専属のコーチをつくった訳である。
こうして誠治は男のメンバーの振り付けに加えて、ねーさんの振り付けも覚える事になった。
ねーさんが踊る時は必ず前に座り、身ぶり手ぶりカウントでねーさんに合図をおくる誠治。
ねーさんも踊っている時はずーっと誠治に視線を送っている。
その姿はまるで宗方コーチと岡ひろみ(某エースをねらえより)
「2人はここまで信頼しあっているのか、、、。」(爆笑)
その必死な姿はほほえましいのを越して涙さえもでてくるのである。
果たして、誠治が焼肉をおごってもらったかは定かではないが、、、。
★ 忠助春巻傘
舞台のセットは美術の瀬良氏を中心に大道具部がつくります。
場面が変わる事にセットも変わります。
その為、幕ごとの舞台図なるものが存在いたします。
ある日の稽古場に一枚の舞台図が落ちていました。
大道具部の誰かのコピーであるその舞台図をみるとなにかイタズラ書きがしてあった。
その場面は3幕1場。
舞台は大工辰五郎の家である。
その舞台図の作品名が任侠春雨傘ではなく、『作品名 忠助春巻傘』となっていたのである(笑)
あっという間に劇団内にその事がひろまり、忠助役の斎藤瑞樹はみんなに突っ込まれまくったのでした。
小野さん、松本さんにいたっては
「あ〜、あそこは忠助さんの演出だったんですねぇ〜(にやにや)」
「あ〜あ〜、あのシーンは忠助プロデュースなのね〜(にやにや)」
『へたな役者ですけど、どうぞ、よろしくおねがいします。(にやにや)』
といじめるのでした。(笑)
これ以降、このシーンを『忠助春巻傘』とよんだのはいうまでもない。
ちなみに、瑞樹本人がいたずら書きをしたのかは定かではない。
★ ぴかちゅう大暴れ
客演の大谷育江さんが演じる“おちか”は全盲の少女という非常に難しい役です。
しかもぱっちり目を開けた状態で演じなければいけません。
そこで育江さんは
『まずは、役の気持ちと普段の生活を感じなくちゃ!』と考えたかどうかは定かではありませんが
アイマスクを手に稽古に挑みました。
アイマスクを装着!
さっそく、部屋の大きさ・小道具の位置等を確認し始める育江さん。
摺り足で移動をし、歩数で把握をします。
だいたいの確認が終わると、場の出演者を交え稽古が開始!
(※この時、育江さんは初立ち稽古なのに既にせりふが80%は入っていた!!(驚))
まずは“おかよ(ね〜さん)”とのからみのシーン。
部屋でひとりきりで三味線をひいているおちか。
ぺよ〜んびりゃ〜ん。
見ないでひいているのですごい音である(設定も三味線を買ってもらったばかりなのでこれでよい)
育江さんの口は楽しそうににやにや。
ぺよ〜んべりゃ〜んぼろ〜んげよーん!!
調音しようとつまみ(?)をまわした瞬間、その木製のつまみが飛んでしまったのだ!
育「ごめーん、取れちゃった。(けらけらけら)」
「あー!あー!」と数人が飛び出し、三味線を直している間もにこにこしている育江さん(笑)
これがまた、子供みたいでかわいいんだなぁ。
仕切り直し!
ね〜さん(おかよ)登場。
今度はスムーズに進むかと思いきや、育江さんの反応が変だ、、、?
ね〜さんがだす一つ一つの音にびくっと反応する育江さん。
何もみえないというのはやはりなれる迄は怖いのであろうか?
それとも、相手がね〜さんだから怖いのであろうか?【劇団内では後者の意見が圧倒的である(笑)】
とりあえず、稽古中でも全開バリバリのね〜さん(意味不明)は、アイマスク稽古の相手としてはある意味
ぴったりかもしれない!?(笑)
場は進み、辰五郎(小野)が帰ってくる。
段々慣れてきたのか、移動もスムーズになってきた育江さん。
辰五郎とおかよのケンカのシーンの時、さりげなく三味線をかたづけに行くのだが、、、。
げよ〜ん!
育「あっごめーん!」
置いた三味線を蹴っとばしてしまい“あわあわ”する育江さん。
舞台上に戻って来ると今度は小野さんの衣装をふんづけてぐしゃぐしゃにしてしまい、
小野「あっっ!!いくぅ!!」
とあわてさせ(笑)更に仁吉(松本)が帰ってきた時には
一同『あっ!危ない!!』
育「あう!あう!あう!」
と舞台上から落っこちそうになるなど大騒ぎ!!
身を持って確認していたのでした!!
そんなこんなで本番に入っていったのである!!