さて、このたびの酔先生のふでいかがでしたでしょうか?
何事も無く、無事に終了致しました・・・ってそんな訳はございません!
今回も様々な方が
やらかして下さいました。

全てご紹介する訳には参りませんがそのいくつかをご紹介致します!



『まさかの出る場所を間違える・・・』

初日から、やらかして下さった方がいらっしゃいます!
今回、一人五役を演じていた我らが副座長こと
松本保典さんです。

五幕で松本さん演じる大石蔵之介は本来は下手(お客様から見て左側)から
勢いよく「殿中でござる〜」と出てくるのですが、
初日だけは何を思ったか、
上手(お客様から見て左手)から登場していました?

一体何があったのでしょうか?
上手で出番待ちの山本香織さんは
「なぜここに松本さんが?」
とおそらく思われたでしょうね。

そして、なぜ出る場所を間違えたのかきっと本人も分からないのではないでしょうか?

松本さんでも出る場所を間違える事があるんですね〜。






『修羅場の予感』

そして、とてもいいシーンなのにやらかしちゃったこの方!

我らが鵬斎先生!!

まずはチクリ主から怒りの投稿をそのままご紹介しましょう。

金曜日・昼
「5幕でダンナの隣に座ったらダンナの首スジにキスマークがついてました。アンタ(怒)あれ誰なのよ!!」

土曜日・昼「アンタ!!!またキスマークつけて(怒怒)」

匿名希望、
土佐犬さんからの投稿です・・・

4幕、向島百花園の宴のシーンでほっぺに
チューをされた鵬斎先生。

その後、5幕の登場に向けて大急ぎで老けメイクをしなければならず、裏でバタバタしていました。
鵬斎先生のメイクを手伝っていた貴城くんの釈明によると、
「毎回キスマークの場所がずれてて、見えにくかったんです。
首の後ろの方とか、前から見ても分らないようなところにあったりして・・・」

時間がない中、一生懸命だったんです。許してあげてください。匿名希望・土佐犬さん・・・

そういえばそんな鵬斎先生からも
「5幕での匿名希望・土佐犬さんの鼻水が美しかった」
という投稿を頂いていたのは内緒です。





『2代目けこみクラッシャー襲名』

続いては・・・この度、永らく不在だった『けこみクラッシャー』が現れました!
けこみとは【蹴込み・階段、段差の側面部分】の事です。
今回、クラッシャーの名を欲しいままにしたのはこの方です!!

渡部彰大くん!!



それは土曜日の昼でした。
この日は序盤からみなさんなんとなーく危うい場面が多く、
セリフがなんとなーくあやしい回でもありました。

4幕が出番の渡部くんは楽屋で準備をしながら・・・

「いや、今日気を付けた方がいいですよ。みんな危ないですよ」

と余裕綽々の表情。

「自分が気をつけなよ」

先輩劇団員に心配されながら出番に向かいました。
数分後。
いつも「緊張のあまり段差を踏み外す芝居」をしていたのですが、
この時は舞台裏で見えていない人たちにも明らかに
「やっちゃった」音が聞こえました。

ーーーバキッ!!!


壊れたけこみを回収しに言った黒子隊曰く、

「涙目でしたよ」

以降、踏み外す芝居は封印し、ちょっと控えめな亀屋文宝さんになりました。
直後の土曜日の夜の回は「今までで一番緊張しました。全身がガクガクして震えが止まりませんでした」
と普段の飄々とした雰囲気から想像できないナイーブなところもあったんですね。




『直すつもりが・・・』

やらかすのは本番だけとは限りません!
本番以外にも実はやらかしていました。

三幕で使われていたお久や柳家さん生師匠が隠れていた襖ですが、
実は土曜日の夜の公演の転換中に
熊谷さんが思いっきりぶっ壊していました

その熊谷さんがぶっ壊したところを日曜日の朝に石田さんが文句を言いながら直していたのですが、
何を思ったか今度は
別の場所を思いっきりぶっ壊してました
壊した瞬間に「ごめんなさい!」と
言っていたらしいですが、小川さん曰く
めちゃくちゃ
素直なごめんなさいだったらしいです。

さすがに本人はめちゃくちゃ凹んでました

その後、
ガムテープで必死に直してました・・・

そしてそのことを熊谷さんに報告したところ、
「お前は見事にオレの後をついてくるな(笑)」
と言われてました。

かなり不本意な後のついて行き方ですよね。

ちなみに襖は
きちんと修理されて、千秋楽までなんとか保ちました




『小川さんまさかの歌い忘れ』

日曜日のお昼の会の出来事。
グランドショー(今回は鵬斎先生の還暦の宴)で
小川さんがやってくれました。
途中、抱一さん(小林さん)のマイクを奪ってワンフレーズだけ歌う手筈だったのに・・・

「あっ」

と思った瞬間にはもう遅いです。
お客様にはどう映ったのかわかりませんが、ダンサーとして出ていた丸橋さん、早乙女さん、
歌っていた抱一さんと香川さん(城さん)、みなさんは

「えっ、えっ、あれっ、あれっ」

とバタバタしていました。
舞台裏からちょうど小川さんの立っている辺りが見えるのですが、それを見ていた裏のみなさんも

「えっ、えっ、あれっ、あれっ」

となっていました。
次の瞬間には
「あーあ、やっちゃった!チクリ箱チクリ箱っ」
開き直っていました。

本当、舞台では何が起こるかわかりませんね・・・。





さて、いかがでしたでしょうか?
無事に終わっているようで実は舞台やその裏側ではいろんなことが起こっているんですね
他にも、いろいろありましたが、今回はこれくらいにしておきますね。

次回は、是非何が起こるか劇場で直接確認してみて下さいね