シバラクの秘密!
今回の見せ所の一つ、計4人のシバラクたちのきらびやかな衣装!
しかしその裏には衣装部をはじめ、多くの劇団員の苦労が隠されていた・・・!
ということでこのコーナーでは、
シバラクの衣装を徹底解剖しちゃいたいと思います☆
まず最初に大きな隈取を施した仮面。
カニ足みたいな髪も一緒に着いています。
顔に当たる部分にはスポンジが付いていて、痛くないように配慮が。
雷様みたいな太鼓。
これらはそれぞれ小道具部さんの力作です!
本当の歌舞伎のようなこのすばらしい隈取の模様・・!
本当に叩けそうな3つの太鼓・・!
この製作も、大変な道のりだったそうです・・・
そんな小道具部の皆様にコメントを頂きました!
〜小道具部、Mさんよりコメント〜
仮面も太鼓もまず、何を材料にすればいいのか、というところから難関でしたね。 太鼓の部分は発砲スチロールなんですが、確かゲネの時に 権太郎の横でこれを叩く彦左衛門(松本さん)が、「あっ」という顔をしたので、 本当に叩いたー!?と、ヒヤヒヤしてしまいました(笑) 太鼓を背負うのも、劇中で外す場面があるので 簡単にすぐ外せなきゃいけないし、なおかつ、ぶれちゃいけないという・・ たくさん悩みましたね。 |
そんな苦労が・・・。
ありがとうございました!
そして次はこの不可解なシバラクの着物。
見ただけではどうなってるのかよくわからないですよね?
知りたいですか??知りたいですよね???
しょーがないなあ〜!
ではシバラクの変身風景をこっそりお教えしちゃいましょう♪
☆超カンタン!シバラクの作り方!☆
まず鎧を装着。
実は前の部分だけだったんですね!
上着の銀色の着物。
こう着て・・・
もこもこの色違いの着物。
これがどうなるか・・・はまだ秘密です!
帯を装着。
黒と金の袴。
ここまでに着る人の胴体はぶっとくなってるので、
これが大変;
ここで色違いの着物を・・・!
シバラクらしくなってきました!
最後に大きな綱のたすきを着けて・・・
篭手や刀などを着けたら・・・
シバラク〜!!
番外編:権太郎バージョン
これにプラス、高宮さん演じる権太郎には、背中に太鼓がつくのです!
太鼓の棒を金具に通して、
↓こう背負うわけですね。(協力:佐々木春華)
この大掛かりなシバラクの衣装、
着るのも大変ですが、さぞかし作るのも大変だったでしょう・・・。
と、ここで衣装部さんに制作秘話をお聞きしてみましょう〜
衣装部〜Hさんのお話〜
シバラクの衣装は、資料集めにも一苦労でした。 衣装部みんなでインターネット・歌舞伎の本などなど みんなで力を合わせて資料を集めて、 みんなで知恵を出し合って、本物の衣装がどうなっているのかを考えて。 そして重要なのが、 どうすれば、私たちの力でも本物の「暫」のような衣装が作れるか! 大掛かりな衣装を組み合わせて、ボリュ−ムをだして なおかつ動けないといけない。 こうして出来上がった衣装ですが。。。 9人よればなんとやら! 劇団の中でも、お客様にも「かっこいい!」と好評の作品が出来上がったのでした♪ |
衣装部さんも、数々の苦労を乗り越えてあんなにハデな衣装が出来上がったのですね。
しかし、着込むだけでも大変なこの衣装。
この衣装を着込んで更に殺陣のシーンで立ち回ったり、
舞台狭しと走り回ったりと、
役者も相当大変だったのではないでしょうか・・・。
作り手の苦労、演じ手の苦労が感動の名場面(迷場面?)を
生んだのですね!!
果たして次回はどんな衣装が飛び出すのか・・・必見です!
おたのしみに!!