親   子



小田ちゃん座長の二人きりのシーン。

今回二人は親子。

そのシーンは、座長が息子の名を呼ぶとこから始まる。

しかし、座長の口から出て来たのは松本さんが演ずる役の名前

当然自分の名前を呼ばれるものだと思っていた小田ちゃん。

しばし硬直し、出た言葉は

「誰ですか?」

まだ自分の間違いに気付かない座長、キョトンとしながら、

台本に目をやると一言、「あ。」

そこで小田ちゃん。

「あの〜…このシーンが僕の初登場シーンなのですから、ここで間違われるとぼくはずっとそのまま通さなければいけないのでお願いしますよ〜。」

と座長にしっかり釘をさしたのでありました。


戻る