木場の仙太郎

1985年6月(チラシ写真)
シアターがらくた


作・演出 緒方賢一

客演:郷里大輔さん
あらすじ
飲めない酒を無理やり飲んだあげく、人を殺めた濡れ衣を着せられた仙太郎が、真実を明かすべく故郷に戻る。下手人は誰だ!果たして、その結末や如何に・・
初めての時代劇と言う事で、カツラが必要になり、それを買う余裕も無く、岩槻まで人形の毛を買いに行き、大山氏(現劇団ふくわらい座長)の指導のもと、寡黙になりながら、劇団員総出で、髪の毛を結う日々を過ごした。
思えば楽しズラ芝居。15坪程の稽古場に劇場を作り、30人程のお客さん、口コミで客が倍増。入り口に客が溢れたために舞台の上まで客を入れ、その中での立ち回りは辛かった。
昔ながらの濃いメイクの為、流れた涙が黒かった。この時の歌謡ショーは爆笑の渦。
この時から、歌と踊りのグランドショーが併演されるようになる。マンションのベランダが改装され二階へと移動が出来る様になる。なぜかこの時張り込みの刑事(本物)が楽屋で張り込んでいた。