いつもは舞台美術というポジションで、
舞台のセット・大道具全般をお願いしている田代さん。
今回は今までの舞台美術+舞台監督として、
この6月公演に参加して頂きました。
そんな田代さんに
少しだけ、スポットをあててみたいと思います。




『上手前に自分の部屋!』

今回、何と言っても驚かされたのは、
舞台の向かって右手の袖の中に
ご自身の部屋を作ってしまった事!
本番中はここから舞台を見ていらっしゃいました。



田代さん曰く

「他の舞台でもネ、スペースが取れれば作っちゃうんだよネ。
セットの図面作るのオレだしさ。」

とのこと。
しかし田代さん、
いつもすごろくの舞台監督を務めているぶちさんには、
今まで一度もそのような部屋は無かった気が……。




『壊れたケコミは次のシーンで直ってた!』

新人の野口くんが土曜日の昼の部で殺陣のシーンの際、
勢い余ってケコミ(床の側面を覆う張りもの)を壊しました。
ところが!
暗転明けの次のシーンでは
壊れたはずのケコミが修理されていたのです!

「あぁ、ちょっと剥がれてたから、
暗転中にガムテープで補修しといたんだよネ。」

……えっ!?
あの真っ暗な中、
しかも色々な人達が出入りしている中でどうやって…?
時間も1分もないのにっ。スッ、スゴ過ぎる……。



そんな田代さんは、
実は、東京俳優生活協同組合(俳協)の理事長という、
肩書きを持つすんごいお方!!
しかし、休日には家族でスキューバダイビングに出かける、
とってもステキなパパなのです。



今回の公演で
出演者及びスタッフが誰一人ケガも無く、
スムーズに進行できたのも、
ひとえに舞台監督・田代さんが
僕らを舞台袖のおへやから見守ってくれてたおかげ!
(何人かの役者は本番中、
そんな田代さんと目が合ってしまい大変だったとの声も;)


本当にありがとうございましたっ!!