午前零時。
早稲田のとあるビルの二階で密かに実験?が行われる。
それは…。
今回のお話しで女医者がある男の頭蓋骨を複製させ
事件を暴くというお話しにのっとり、
我らが小道具部の部長、本井えみは石膏で作り出そうと発案!
そして、5月某日、実行に移された。

てなことでのりさんにご協力を頂きまして、生首作りが始まりましたぁ!


〃材料〃

・石膏包帯(石膏が薄く網目状になっているもの:水に濡らして使う)
・アルジネート(歯医者さんで歯の型を取る時に使う物)
・クリーム(のりさんの肌を守るため)
・ハゲ鬘(のりさんの髪の毛を守るため)
・お水

と、こんなところでしょうか。

ブルーシートをひいて椅子をセット。のりさんもハゲ鬘を装着し始めは頭から!
まず、石膏包帯をハゲ鬘のキワから丁寧に貼り付けていきます。
大事な型なので少し厚手に。
初めての試みで、その上大掛かりでしたのでギャラリーも多く、
松本さんはじめ、中田さん、ちずさん、小川さん、ぶちさん、小田さんと、
皆さん楽しみにしてくださっておりまして…

のりさんがちゃんと生還出来るのかと…(笑

特にホラー部の部長でありますちずさんは大興奮で♪
本井部長と坂戸もちょいテンションが上がる中、
後頭部の石膏が見事、ガチガチに!

「すごーいっ」

思ったより早く固まってくれたので感激の歓声が♪

そして今回のメインイベントであります顔の型!
こちらは繊細なお肌を守るためにクリームを塗った後、
アルジネートの粉を水で溶き顔にひたすら塗りたくる作業…。

と、ここで問題発生がっ

なんと予想以上にアルジネートの固まりが早くて、
直ぐゴム状になってしまって…。
…くはぁ〜
また、アルジネートって薄いピンク色なので肉片みたいで…

「うまそぉ〜、ソーセージみたいっすね♪」

って、もとさんに冗談をフリましたら
「いやいやいや」と、ちょっと真剣に、
そして、ちょっと"こんな時に何を"みたいなですねっ
空気は読むべきです!はい(笑)

とにかく、初めて使う素材ですからねぇ〜。戸惑いました(^^ゞ

気を改めまして、再度水を多くしてチャレンジ♪
二度目はばっちり顔に塗る事が出来た…がしかし!

またまた、ここで問題が…。

アルジネートが急速に固まるのが分かったので、
ちゃちゃっと顔全体に伸ばしてしまいたくて、どばぁ〜と流す様に顔にかけていったら
"鼻の穴"に流れ込もうとしたのです。
「やっべ」
本井部長と坂戸は慌ててアルジネートを避けようとしたのですが、
のりさんの動きが徐々に怪しくなってきて…。
ヤバイっ!
多分、のりさん、結構ヤバイんだぁ〜!!
「大丈夫ですかっ?のりさんっ!!」
「大丈夫?」
「大丈夫かぁ?」

心配してる言葉とは裏腹に大っ爆笑で♪
のりさんは必死で自ら鼻の穴からアルジネートを掻き出している最中、
期待通りの展開に坂戸、心の中はおおはしゃぎでした!
てか、のりさん、本っ当おかしいっ!!
その後、アルジネートも無事に掻き出され、綺麗に固まり、
のりさんは見事、生還を果たしたのです(T_T)
ちょー感動ですよねぇ!
何より感動したのは、アルジネートをはがした後ののりさんの顔が
心なしか綺麗になったことっ
アルジネートが余ったら私もと密かに本井部長にお願いしときました♪
そんなこんなで型は無事完成☆

(↑マウスポインタを合わせてみてね↑)
後に、この型に石膏を流し、出来上がった顔は
ちょっと、鼻に余計な石膏が付いていて、
「のりさんに、合わせてもらいましょうよ」
なんてふざけたことも言ったりしてましたが、ちゃんと整えましたよぉ〜。

いやぁ〜、今回はわいわい、せかせか、ぐったりと作業させて頂きましたが…。
本当、間に合って良かったぁ〜

もぉ〜……ありがとうございましたぁ☆


文:坂戸
“D Dっす”こまつな☆