春告鳥の中にはお純ちゃんの作った色々なカラクリが登場しました。

その裏側には、小道具部の努力夜なべの結晶があったのです!!

こちらでは、そのウ・ラ・ガ・ワをお見せしましょう。

カラクリその1/健太の鳥

まずは一番手。空の財布の謎を探るべく、廻船問屋・浅野屋に忍び込んだ渡部君演じる健太。

そこで松本さん演じる用心棒に気取られ、小柄(こづか)を肩に喰らうも、ばれないように健太がゴマカシで飛ばした鳥…。
実はあれは市販のオモチャだったんですね。

稽古中から通して1号機2号機と2機(2羽?)あったのですが…

1号機:稽古に使われた試作機。より見えにくくするため着色するも塗料の重さに耐えきれず撃墜。
飛べない鳥に。

2号機:主に本番に使用された機体。舞台奥に飛んでいくように尾翼調整するも失敗し、
常に部屋の中に飛び込んでしまう仕様になってしまう。
最終ステージ前には首がもげ応急処置の後、最終飛行を完遂。
7ステージ中、外に飛んでいったのは大楽のみ。と惨憺たる結果になってしまいました(涙)


カラクリその2/ネズミ

お次に控えますのは、捕らえられた浅野屋の娘、春華さん演じるお糸を救出するシーンで
悪漢達の気をそらす為に使われたネズミです。

客席から実際どのように見えて、聞こえたのかは分からないのですが、
これはラジコンにネズミの着ぐるみを着せた作りになっています。着ぐるみは春華さんの製作。
個人的な趣味が出たのか、ずいぶんかわいい顔のネズミになりました。

操縦していたのはラジコン好きの熊谷さん。
ただ、舞台袖で操縦する都合で舞台上が上手く見えず迷走をしていました。

稽古の頃から舞台から落っこちたり、変な隙間にはまって動けなくなったりすることがあり…
実は本番中にも落下しかけて、寅蔵役の石田さんが「ぉ、追いつめたぞ〜」とちょっと慌てた感じになってしまっていました。

カラクリその3/花吹雪

そしてお芝居の最後に出てきた、花吹雪を出すカラクリ箱。

これは小道具部の力作です。

カラクリとしては箱を作って中にはエアダスターを仕込み、花吹雪の受け口に花びらを乗せます。

そして蓋を開けたと同時にスプレーを噴射する、という仕組みになっています。

上からポンプ式に上下する木の取っ手があり、お純ちゃんもそれを何度か押しているのですが…

これには何もしかけはありません!

意外と「プシュー」という音が大きく、本番でどうなるか不安でしたが…大丈夫でしたよね?

番外編1/トランポリン

どこにトランポリン?とお思いかもしれません。

こっそり使われてたんですねー。

小道具の仕掛けとは別なのですが、春告鳥が5人居並ぶシーンでの健太の登場。

客席から見るともしかすると簡単にひらりと出てきたように見えたかもしれません。

実は!

1m80cmぐらいの高さがあるのです!

これも細身で身軽な(羨ましい)渡部くんだからできた芸当かもしれませんねー。

新たに購入したという事もあり今後もトランポリンを使ったアクションも増えてくるかも!?

番外編2/木

舞台下手にそびえ立つ立派な木。

これはお客様も見ていて気付かれたでしょう。

健太が文字通り木陰に身を潜めて秘密を調査し、

時には親父さんや仲間を(その気が無いのに)驚かすのに活躍しました。

裏ははしごになっており、登れるようになっています。

これも見た目以上に高さを感じるようになっており、初めて登った渡部君も

「あっ…意外に高いですね…」

と少し腰が引けた様子でした。

木の根元の出はけ口にマットが敷いてあるのですが、慣れてしまえばどうということはないという感じで
渡部君はひ〜らりひらひらと飛び降りていましたね。さすがです!

いかがでしたでしょうか。カラクリたちの活躍。
見えないところでいろんな苦労があるのです…

ほんと、怪我だけは無いように(するのは心の怪我だけネ。)
より楽しい舞台の隠し味になっていくといいですね!