今回、台本を書いていただいた金津泰輔さん、
これまた奇妙なご縁で客演していただいた柳家さん生師匠にコメントをいただきました〜!
一気にご紹介して参ります、どうぞー!
脚本:金津泰輔さん
Q1.今回の「愛しゃれ指南!!!」で駄洒落や長屋を舞台に書かれた、きっかけは何ですか?

二つあります。
一つは、座長・緒方賢一さんのキャラをあて書きして、緒方さんメインのお話を創ってみたいと思ったこと。
そうなると駄洒落を避けて通ることはできません。
がっぷり四つに組んで、作家としては、その駄洒落を即物的に終わらせず、意味をもたせたり、駄洒落で感動させたりしたいという意欲が湧きました。
もう一つは、個人的な話ですが、昨年、落語と出会ったこと。
今回、数回ゲスト出演もされました柳家さん生師匠と、一緒に創作落語を作るという経験の中で、たくさんの落語のねたを知り、特に長屋が出てくる噺が大好きになったんです。
登場人物がみんな憎めないといいますか、極悪人がいない、悪い人でもどっか憎めない愛嬌がある。
その世界観を自分なりに舞台でも創ってみたいと思いました。
結果、すごく良かったですし、今後自分がすごろくに書き下ろす場合は全部「長屋モノ」でいいんじゃないでしょうか。
「長屋モノの金津泰輔」!


Q2.先生のツイッターやパンフレットで「ダジャレを1分間に1個、計108個劇中にまぶしながら書いた・・・」とございましたが先生ご自身は普段から駄洒落がお好きなのですか?

別段、好きではないです。
普段、人にダジャレを投げかけられると、結構冷たく返してしまうことも多々。
でも、心の奥では、臆面もなくダジャレを言える人に憧れているのかも知れません。
今回の作品で言うと、松本保典さんが演じた清次郎って男が、自分に一番近い気がしますね。



Q3.今回の脚本を書くに当たり、苦労された点はございますか?

台詞に駄洒落をたくさん盛り込む、と言うのは言わずもがなでめちゃめちゃ大変でした。
カタカナ言葉も含んで良しとするか否かで悩んで、最終的にはごめんなさい、妥協してかなり入れちゃった。
物語的には、やっぱり長屋に関わる人々全員が主役になる瞬間が欲しいから、キャスト各々の「しどころ」を盛り込んで話をすすめるってのが難儀しましたね。
すごろく、人多いですから。
具体的に言うと、ヒロインおサチの友達二人(おるい、おこと)に、うら若き乙女ならではの恋と友情エピソードをもう少し書き込んであげたかった。
彼女らを演じてくれた佐々木春華さん、遠藤優香理さんには苦労をおかけしました。いつか恩返しさせて下さい。



Q4.また、先生が今回の舞台の中で好きな場面はどちらですが?

お化けメイクを施され、井戸に隠れている喜市に、赤ん坊だけが気がついて「ちゃん、ちゃん」と呼びかける場面。
今思い出しても「ふふふ」となります。
悔しいのは、そこまで赤ん坊の存在を立てておきながら、最後みんなが連続で駄洒落攻撃をする時に、赤ん坊にも駄洒落を言わせなかったこと。
千秋楽の芝居中に気がついて、愕然としました。
今後の自分の課題ですね。



Q5.先生から見た、劇団すごろくはどんなイメージですか?

それこそ「長屋」的な印象を持っています。
老若男女、いろんな人が気兼ねなく出たり入ったりできる空間ってイメージですね。
大家族ってほど繋がってるわけじゃないけれど、困ったことがあったら助けるよ、助けられなくてもお前のことは見ているよ、という距離感が素敵です。
フランス料理食べに行くお金はないけど、アクアパッツァなら高宮さんが作ってくれるよ、そっちのほうが美味しいよ、って。



Q6.もしまた、すごろくで脚本を書いて頂けるのでしたら、どのような作品を書いて頂けますか?

全部「長屋モノで」いいと言いましたが、前言撤回。
次は大スペクタクルに富んだ、タイムトラベルモノがやりたいですね。
売れない時代劇の旅回り一座の家族が、ひょんなことから幕末にタイムスリップして、歴史的な出来事の数々に絡んでいく……なんてどうです?
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦』みたいなの。面白いと思うなあ。
ま、何も考えずに言ってますけど。



Q7.最後にコメント・メッセージををお願いします。

今回、初めて稽古場に訪れたその日に、座長・緒方賢一さんの「古希の祝い」をやってまして……。
70歳の節目となるその年に、緒方さんを主役に台本をあて書きさせていただけたこと。ほんとうに嬉しく思います。
これぞ大衆娯楽と言いましょうか、芝居中もお客さんとコミュニケーションしていく、その「すごろくイズム」は、これからの時代もっともっと支持されていい。
今後またいつかその役割の一端を担えるよう、自分も腕を上げ名を上げてまいりたいと思います。
ありがとうございました。




落語家:柳家さん生師匠
Q1.今回の「愛しゃれ指南!!!』出演のきっかけは何ですか?

作家の金津さんと友達だった。


Q2師匠は駄洒落を考え出す方法はなにかありますか?

ダジャレを考えること。ただひたすら・・
言われていつもいつも・・ただひたすら・・



Q3.また、師匠が今回の舞台の中で印象に残った場面はどこですが?

「酒を飲まないと、ダジャレが言えなねぇなんて、情けねぇ〜〜!!!!!!!!!!」
副座長が、徳利を差し上げ、皆が祝福をする場面。
涙が出るね!!!!!!!



Q4.師匠から見た、劇団すごろくはどんなイメージですか?

ただひたすら、素敵です。


Q5.最後にコメント・メッセージをお願いします。 

巡り会えた幸せに感謝してます。
仲間に入れてください。芝居も飲み会も!


すごろく史上希に見ぬ、ダジャレ満載の台本、
突然の、本物の落語家の師匠の客演に、
劇団員一同、当初はどうなることかと騒然としておりましたが、
お客様に楽しんでいただける舞台ができて良かったです(^ ^)
金津さん、さん生師匠、ありがとうございました!
また是非よろしくお願いします〜